100年前の車とお肌の関係(2007.07.06)
1930年代のメルセデス・ベンツ。まるでルパン3世が乗っていそうな雰囲気。メルセデスは昔から威風堂々だった……っていうか、偉そうな感じは昔から変わらないのね。
昨年の事、知人の通訳代わりに連行されたので、ついでにしっかり見てきたのが、『レトロモービル』なる歴史的なクルマの国際EXPOです。専門的なことはなーんも判らないけど、レトロ好きの私にとっては何もかもが新鮮。それなりにおもしろかったわ。でも今回の一大収穫はこれ!! 前から気になってた100年前のクルマにも会えたこと。なぜ私が100年前にこだわるのか。この記事を御覧あそばせ。
1895年に誕生した、ロケット・シュナイダー(Rochet Schneider=ロシェ・シュネデール)。もうしわけ程度の幌がついてるだけで、雨のない日はそれもたたんでオープンで走るのが通常。それじゃ確かに肌にいいわけはないですね。向かって左の幌がついてる方が運転席で、向かって右がクルマの進行方向。……っていうことは、運転席と向かうようにしてふたりぶんのシートがあるってこと? でか頭の人は向かい合わせに座れないわ。これって危なくないんでしょうか? ん? この当時の最高スピードは20〜30キロレベルだから大丈夫かしら、、、
こちらは1902年製のド・ディオン・ブートン。ド・ディオン・ブートン社とは、パリの社交界で名をはせた伯爵、アルベール・ド・ディオンと、元蒸気機関技師であったジョルジュ・ブートンが共同で設立した会社。1880年代の終わりから蒸気エンジン付きのひとり乗り小型3輪車の開発を進め、改良を重ねましたが、ドイツのダイムラー(今のメルセデス・ベンツの前身ですって)などの影響を受けてガソリン・エンジンに転向、3輪車を改造した自動車の生産も開始して、1904年まで生産を続けたのだそうです。ちなみにこのクルマのエンジンは、たった8馬力♪ 今でいう50ccのスクーターとほとんど変わらないんですね。
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