Dr.MANAの南仏通信〜フランスのエスプリをご一緒に…〜
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☆南仏『天空のコルド』で、念願の天空体験♪ Cordes-sur-Ciel(2014.07.08)



トゥルーズに3年ほど住んでいた頃に南仏を訪れた客人たちを何度かお連れしたことのある、山の中の鷹の巣村、コルド=シュル=シエル(仏名:天空のコルド)。

トゥルーズから日帰り圏内ではありますが、今回、初めて1泊をしました。目的はひとつ。雲海に浮かぶコルドを体感したかったのです。

写真は絵葉書より。


その昔、カソリック異端の徒であるカタリ派を匿っていたことで有名な、中世の面影を残す美しい城塞です。France2というフランス公営TV局の“2014年版、フランスで一番好きな村は?”という番組でナンバー1に輝いたばかり。


村のパノラマスポットから望む丘陵風景。この光景、よーく覚えておいてくださいね。


この地方はフォアグラを使った料理をはじめとするガストロノミーで有名。村にもたくさんのフォアグラ食材のお店があります。


前夜は町で、雰囲気のよいフォアグラのレストランに行きました。写真はフォアグラと苺が組み合わさったメインディッシュ。苺の甘さとフォアグラのしっかりした味付けと感触が、舌の上でとろけ合ってなんとも絶品なのです。


夕方に夕立のような雨が降りました。明日が晴れればイケルかもしれない。

果たして天空にいけたでしょうか?



翌朝6時すぎに目をこすりこすり、薄目を開けて窓の外をみると……。

大当たりぃ〜〜\(o⌒∇⌒o)/

お目目ぱっちりんぐ♪ で村のパノラマスポットへ。
みっつ前の画像と比べてくださいませ。すべてが雲に飲み込まれています。下界はきっと濃霧の中。


世にも美しい日の出を待ちます。


朝日で村全体が黄金色に輝いている、ほんの一瞬。真ん中の木に映っているのは私自身の影です。

絵葉書にあったように、外から天空に浮かぶ村を眺めても素敵でしょうが、私にとっては天空そのものに身をおくことが遥かにエキサイティングでした。


飛翔する鳥の翼のような空の雲。

時間の経過とともに、霧の中にいた集落が彩りを取り戻していきます。


こちらはコージーなホテルの窓から。

小一時間で朝霧は夢のように消えていき、感動だけが残ったのでした。