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☆ローマ近郊紀行・その1『法王たちの温泉』Terme dei Papiと源泉Bullicame(2013.04.24)
ボンジョールノ。世界温泉評論家(?)のDr.MANAです。
皆様、イタリアは日本と同じ火山国、よって温泉大国であるのをご存知ですか? トスカーナの洞窟温泉、イスキア島の海水温泉など、数々の名物温泉が全国に散らばっております。
今回御紹介する温泉はちょっと格調高いですよ。なにせカソリックの最高峰、ローマ法皇たちが足しげく通った(滞在した)と云われる、『法王たちの温泉』です。ローマから北に車で1時間ほどのコンクラーベ発祥の地、ヴィテルボにあります。
こちらが入り口。すでにほのかに硫黄の香りが。
温泉には『Hotel Niccolo V』が併設されていまして、中高年客はここに長期滞在して療養します。各種エステにファンゴテラピー、洞窟サウナもあります。
こちらが屋外の2000m2の巨大温泉プール。若いカップルや家族連れで賑わっております。一番深いところで水深3メートル。ところが監視員ひとりおりません。さすがon your own risk。
水温:約40〜58度
水質:硫黄泉、硫酸塩、炭酸塩、アルカリ性、泥、フッ化物
肌には自然のピーリング効果が期待できるようですが、硫黄が入っているので、長湯をすると逆にカサカサになっちゃうかも……。
施設内にある温泉クリニックの待合室です。こちら、温泉専門医が常駐してます。フランスと同じで、保険もきっと効くのでしょう。
診療科は耳鼻咽喉科、呼吸器内科、心臓血管診断科、整形外科、リウマチ科、小児科、皮膚科など。特に関節炎や呼吸器疾患、皮膚疾患に効能があるようです。
個人的には天然の洞窟サウナが、温泉プールよりハイドロサウンド(音楽療法とジャグジーのリラックス系水療法)より何より気に入りました。水の流れる音が心地よい幻想的な瞑想空間で、肩こりも一発でとれましたわ。
☆
さて、これだけで満足する私ではありません。そう。源泉にいかねば!
というわけで、法王の温泉の源泉、ブリカーレまで足を伸ばしました。
こちらは野原の露天風呂になっております。現地の方々が優雅に浸かっていました。やはり水源そのものだけあって、より効きそうですわ。しかも水底に泥が沈んでまして、泥パックもできます。自然の緑の香りや風が何とも気持ちがいい。ただ、なにせ天然ですので、よく見ると蒸されてひっくり返ったヤゴとか湯だった小さいムシさんとかも御一緒にぃ……( ̄∀ ̄)
こんこんと湧く源泉。高温やけど注意! 日本の温泉に慣れているはずの私でも、これはムリです。
遠路はるばるやって来たキョロ&ナメココンビも、足湯で極楽♪
こちら、『法王の温泉』ブランド、御当地コスメをゲットしてきました♪
能書きを想像力で補填して読むと、この温泉水とファンゴには、抗炎症作用、抗菌作用、抗酸化作用、保湿作用、ファーミング作用のほか、血行を促進し、デトックス作用もあり、組織の修復をし、ハリを取り戻し、セルライトまでとるとか。さすがカソリックの最高権威の水。コスメ使用実感についてはまたあらためて。
さて、次回はこの写真の右下にチラ出ししている“怪物公園”訪問記です。お楽しみに。
ψ(`∇´)ψ
Terme dei Papi
Strada Bagni, 12 Italy
TEL:+ 39-0761-3501
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