Dr.MANAの南仏通信〜フランスのエスプリをご一緒に…〜
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☆アイスランド紀行その3@地球の割れ目“ギャオ”と間欠泉など☆(2013.02.27)


締めくくりは壮大なシーンでまいりますね。

アイスランドはそのほとんどが荒涼としたどこかの惑星のような手つかずの大地で、緑も全国土の数%ほどもありません。そんなわけで太古から息づくダイナミックな地球の鼓動をダイレクトに感じることができます。

地球の原風景。

普段はなかなか物言わぬ地球ですが、なんともメガ・レベルで“生きて”いるのです。

アイスランドは地質構造学上、北アメリカ・プレートとユーラシア・プレートを跨って存在しております。このプレート産生の場である大陸の割れ目が“ギャオ”。基本、深海にあるのですが、非常に珍しいことに、ここアイスランドでは海陵が盛り上がっているためにいくつかの場所で直接見ることができます。そして大陸移動説にのっとり、この裂け目は1年に数cmレベルで離れていき、そのプレート同士が再び出会うところは、なんと“日本”のフォッサマグナ。


930年に世界初の民主議会“アルシング”が開催されたシンクヴェトリルは、ユネスコ世界文化遺産に登録されており、アイスランド最大級のギャオがあります。

写真は片面の壁。

もしやカタマリが落ちてきて直撃を受けたら、ひとったまりもなさそうですね。


最高地点から見るシンクヴェトリル国立公園全景。


さて、アイスランドのシンボルともいえる間欠泉です。

4〜5分おきに一度、30mほどの高さまで噴出する熱湯。これこそ大地の躍動ですね。


噴出直前の盛り上がる青い水面。おじぃさんのくしゃみではないですが、ここまで期待させておいて、たまにパフッ……と不発に終わります。


ぶぉーーーーーーーーーーーー!! キョロもびっくり。


こちらはケリス火口湖です。

深いグリーン色をたたえる凍結したカルデラ湖面は、なんとも妖しく、思わず引きずり込まれそうになります。


“黄金の滝”と呼ばれる、迫力満点のアイスランド有数のグドルフォス瀑布。
凍結したところが見たかったなー。

というわけでアイスランド紀行も今回でおしまい。
最後までおつきあいくださった皆さまに、機上(机上?)の虹をプレゼント♪