晩秋のバルビゾン、フォンテーヌブローへ。(2006.11.24)
突然に視界いっぱいの秋色に染まりたくなり、パリからわずか30分の田舎、バルビゾンに行く事にしました。ここならまさに絵に描いたような、?いえすでに描いてある田園風景だわ。
バルビゾンはその名の通り、『晩鐘』『落ち穂拾い』のミレー、ルソー、コローなど、印象派以前に出現したバルビゾン派ゆかりの村です。全体に静寂な空気で暖かく包まれているような小さな小さな村。
質素なたたずまいのミレの住居兼アトリエ。 風景に魅せられて移住し、25年住みました。
さて、この村には、バー・ブレオという、一つ星レストランがあります。 ここは昭和天皇が青年期にロンドンに留学していたおり、一夏乗馬で過ごしたところだそう。 どうしてもそこで頂いた料理の味が忘れられず、長い長い年月を経て晩年に再来し悲願かなった事でも有名です。
利用したサロンには、HIROHITO文字がはっきりと。
すぐ近くには、ファンテーヌブローの広大な森がどこまでも広がります。 パリの街は“黄”葉だらけでしたが、やっと“紅”葉に出会えました。
森の番人が連続殺人をおこしてつかまった事があるとか、
ケルトの遺跡がそこかしこにあるとか、、、思い出しました。
足元がしんと冷えてきます。
ミイ=ラ=フォレの小さな村にはジャン・コクトーゆかりの礼拝堂があります。
こちらは敷地内になるプチ薬草園。
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