Dr.MANAの南仏通信〜フランスのエスプリをご一緒に…〜
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☆美しさは貯金できると思いますか?(2009.7.7)



25ansヴァンサンカン8月号に、
取材分が掲載されたのでご報告♪します。

それは、『Q 美しさは貯金できますか?』
の問いに対して9人の美容家が各種アンケートに答えるというものでした。
皆様のお答えはどうでしょうか?


結果、私だけ『No!』<( ̄- ̄)>
さらに美のマストアイテムに水とワセリン386円。
........<( ̄- ̄)>

誌面の関係上言葉足らずになってしまったので、
以下に全文を掲載します。

ズバリ!「美しさ」は貯金できる(貯められる)と思いますか?

美しさは所有するもの(have)ではなく、その存在や状態(be)であると考えているので、基本、貯められるものではないと思います。



同時に“美容体操”のように、鍛えてどうなるというものでもないですね。
このあたり、本質的な“美(または美しさ)”と“美容法”が混乱しているのではないかと思ってます。

「人知れずの努力がいつかは花開く」食生活、エクササイズ、日常の手入れ・・・。
巷には努力してなんとか美しくなろうとする指南書があふれております。
けれども、“美”とは“華やぎ”です。
貯金でもなければ消費しつくす蕩尽でもないのです。

たとえていえば脳トレのようなものではないでしょうか?
脳は使ってこそ活性化してドンドンよくなる。
しかし邪に使えば邪に傾いてしまいます。

もし美に“関連”して貯められる(あるいは浪費=消耗させない)というイメージに一番近いのは、
例えば健康、例えば若さ。
それらは強力な資源ではありますが、それだけでは美には直結しません。美の極みにもっていくには、それらを活用するための”自己プロデュース力”が必要ではないかと考えます。
しかもそれは画一的なものではなく、多様性のあるものであるわけですから、裾野は実に広いのです。